9/25 迷走録
最近は音を聞かず映画を観ている。
『三度目の殺人』は『万引き家族』と撮影監督が異なっているので、撮影監督の違いが作品にどのような影響を及ぼすか知りたくて映画を観た。
結論から言えば、『万引き家族』はクロサワ的な邦画を正統に引き継いだ映像で、『三度目の殺人』はヌケ感が印象的な映像だった。
色は韓国サスペンス映画のようにグレー&ブルーで整えられていて、商業的な狙いが出ていたと思う。
話のスジは言及しない。ドウサは『万引き家族』が好みだった。
書いてみて頭の中で上手くまとまってないなぁと思う。サイレントで見た方が役者の演技の上手さや顔がもたらす心理的な動きなど良く見て取れるのでいいとは思っているのだが、うまく咀嚼しきれていない。この映画の世界を楽しむには、もっと絵を作る力を持たねば。