2019-07-29から1日間の記事一覧

7/29 『イメージの本』、非難は喝采

映画界の異端児にして最高峰の監督、ゴダールの最新作『イメージの本』を観た。 クリントイーストウッドもそうだし、ケンローチも宮崎駿も、この世代の創作意欲と描いているものに恋い焦がれる。 『イメージの本』は、神の映画だと思った。それは90分近くの…

7/28 『わたしはダニエル・ブレイク』

サンデクジュペリ『戦う操縦士』で、彼は自由を「<<人間>>の上昇」と呼んだ。これは個人が高められるというよりも、モラルの文脈で語られる言葉だ。<<人間>>とは、神の言い換えだと思う。(人類を、モラルある存在として捉えている。個々が結びついて生まれ…