2/13 ものがたりは、光

良いと思う小説には、共感や得体のしれない感情を湧き起こす力がある。私はそれを光と呼びたい。

 

光は、人の印象を変える。

下から光を当てれば、ホラーに見えてしまう。

上からだけ光が当たり、目元が暗くなれば不気味な印象になる。

 

物語にも、そういう風に人の印象を変えてしまう働きがあると思う。結果的に自分に働けば、思いも寄らない自分を発見することに繋がる。

 

実は、こうしたものは物語とは関係なしに、どこに所属するかよっても起こりうるし、SNSのタイムライン上にでも存在する。

 

だからこそ、何を読むか、何を知るか、どこに所属するかを追求することで、理想とする自分を生み出される。(人間は環境によって人格が変わる=人間はそもそも比喩的に多重人格の素質を持っているという考えがある)

 

目に見える他人ではなく、

自分を照らしてくれる良い光を

信じれば良いと、最近は考えるようになった。