9/23 個性の時代、モノが売れない時代

あるお笑い芸人が、バブル時代にグッズを作ったのに売れなかった先輩のことを笑いにしていた。それは、「あの時代は作ればなんでも売れたのに」というのが肝らしい。

 

21世紀になって豊かになるかと思えば、物が売れない時代へと変わった。大型スーパーの進出と、ネットビジネスの出現である。

 

2010年代には無料で見られるコンテンツが増え、屋内などの限られた空間でも娯楽を楽しめるようになり、レジャー産業やほかの娯楽産業にも「売れない」現象が波及された。

 

知人は、「東日本大震災以降、都会の人の生活スタイルは変わった。いかに外で時間を使うが大事になった」と教えてくれた。確かに、時間の使い方は地方の人でも大事にする人は着実に増えている。

 

フィリピン人のスマホにはアメリカと中国のアプリゲーが入っている。可処分時間を取ることがアプリ会社の利益になっているのだろう。今の時代は、どれだけ人を楽しませられるかが鍵となっている。

 

これまで映画は個性だと信じてきた。しかし、どうやらエンタメらしい。人生を進むために、自分に変化をもたらすことは必要なのだろう。