8/20 ポケット・ファミリー
金を稼いで何をするんだろう。独創的なセンスな奴らと何がしたいんだろう。少年時代頭に思い浮かべてきた確信をモンタージュと呼べる時、俺はどこへ行きたいのだ?
至極のラブロマンスを愛している。少年の懺悔を愛している。暴走を愛している。同等以上に幻想を愛している。
個性はなんのためにあるのか?俺が臆病になっていいのか?なんのために金に執着するのか?副産物に心を砕いてどうするのか?
人生の本質なぞより先にあるアイディア、イメージ及びモンタージュを見つけてあげること、もし『1984』のビッグ・ブラザーと対比できるのなら、私の原始的発想は村上春樹が『1Q84』で唱えたリトル・ピープルのようなものなのかもしれないが、もっと、透明だ。そしてすぐ近くにある。
名付けるなら?
関係の薄い家族、ポケット・ファミリー?
うん、それでいい。
金は大事だがそれ以上に重要なのは
「どうにでもなる」感覚だ。
それは俺だけでなく、周りの人間を含めて、未来永劫「どうにでもなる」発想だ。
『血筋』の角田監督は、しぶとさがウリだ。そこは学ばなければならない。そして俺は既に始めている。