9/10 優しい人

下町に住んで、初めて入ったお店に入り浸り酒までご馳走になった。家族で得られるような経験をこの街でできたことは、一つのルーツが生まれたことになる。

 

均等化する世界で、俺は、自分のルーツを背負いたい。それなくして、どう他人と自分を差別するのか。マーケティングではない。商売の話ではない。命の使い方の話だ。満足などしないだろうが、理想が俺の寝床になることを目指すだけだ。

 

6年も住み、培ったもの、それは文明だ。この文明を想う心が俺を強靭にする。

 

殴りたい相手がいる。それが生まれた理由だ。