9/3 地に足がつかない

昔の「朝まで生テレビ!」で、作家の石原慎太郎が「若い人は、保守も革新も一度は全部疑ってみたほうがいい」と言われていたのが心に残っている。

 

反韓の話もネット右翼ではない当事者の人たちから聞けば納得できるものはあるし、某大手通信企業の社長が元々そういう街で生まれ、日本が韓国をホワイト国から除外したときに韓国へ行って話をしてきた、という話を聞くと、日本企業といっても一括りはできないのだなと思った。そういう情報はニュースでは一切入ってこない。

 

どうしても僕の知らないエピソードが多い。なのに政治は待ってくれない。僕が追いつけないスピードで決定していく。

 

情報のアクセスも、難しい。最近の書物は表現の規制がかかっている場合があり、曖昧に済ませている場合が多いのかもしれない。(自信はあるようでない)

 

僕はベッドタウン生まれで、大してルーツはない。親の教育と学校の倫理感で育ち、自由を標榜する高校で学んだだけだ。政治的なエピソードは、個人的な判断しかできなかった。

きっと僕の意見なんて多くの人たちからすれば「何も知らないくせに」「違う」なんて思われるだけだ。むかっ腹が立つ。知れるか、誰も教えてくれないし、概念さえなかったんだ。

 

常に傍観者みたいなポジションで、空気の読めなくなってしまった人間で、取り残されてしまっている節はあるが、ふざけんじゃないぞ、って気持ちはある。右も左もよく分からないぞって。

 

僕はこれからどうなっていくんだろうか。あまりよく分からないのですが、ニヒリストな運命でもペシミストな運命でもなく、劣等感と死の欲動がもたらす運命へと邁進するのだから、そこには希望しかない。