2/9 大学生活を認められなかった、ある社会人の話- 過去を超えて -

午前中、県立大の学生から就職相談を受ける。

僕なんか言えることなんてないと思い、

相手の話を聞いていた。

その中で、「今のわたしじゃ…」という類の話題が多かった。僕は、自分の人生の経験から、

それは環境に問題があると思ってもいいんだよ、と伝えた。彼女は、新潟市で働くよりも故郷で働く方が楽しいと、確認したんだと思う。

 

午後、新潟大学の学生が集まる、新潟ベースのイベントがあり、仕事の打ち合わせも兼ねて参加してきた。僕は、就職するかどうか悩んだけどエントリーシートも書いたことないし、参考になることなんて何一つ言えるとは思っていなかった。

 

僕がしている仕事を、学生さんにそのまま伝えた。するとその学生さんは、学生時代のことも聞いてくれた。僕は、芸術の道に進む話をーそれは『青春堕落録』までの話ー、伝えた。

その学生さんは、「こういう話を聞いたことがない」と言って、喜んでくれた。

 

僕の学生時代の話なんて需要がないと思っていたが、響く人には響いてくれるのだろうと思うと嬉しかった。結構、舞い上がった。

 

環境だけでなく時間も、人間の価値を変えてくれるようだ。3年前であれば、僕が独立しようと思った話に感銘を受けてくれる人なんていただろうか?3年前だろうが今だろうが、足跡そのものは変わっていないのに。

 

なにが、響いたのかはわからない。

しかし、何かしら与えられたのだと思うと僕は嬉しいんだ。

 

これも人生の醍醐味の一つなんでしょうね。

 

目線を固定せず、別の角度を有する人たちを信じて生きてみること、そして、人を生かすのも殺すのも人であるから、一期一会の人生を大切に生きていたいと思いました。