1/5 大人ぶる子供と世間知らずの大人

映画という大変なことを続けていける人は、決して大人じゃないと思う。それは子供の意地だ。でもそういう子供の意地に憧れている。

 

大人じゃない映画人は、ヨボヨボの爺ちゃんになっても世間知らずのわがままで居続けるのだろうか。そういう姿に、ぼくは嫌悪感を抱く。

 

ぼくの中で世間知らずは醜さであり恥である。これは胸に深く深く刻まれている。


それでは、世間に詳しいというのはどういうことなのか。
雑学を身につけているということなのだろうか。経済理論、政治理論において豊富な知識を持っていることか。社会のグレーゾーンに精通しているということか。

 

世間知らずは恥ではなく恐れなのか。

 

ここまで世間知らずに執着するところ、ぼくは世間知らずに憧れている、そんな気がする。

 

まぁ、青春時代に、自分だけ知らない情報があると、ハブられている印象があったんだ。

知らなくてもいいことなのに、その情報を自分だけが知らされてないと、悪口を言われていると思ってた。

 

この話を遡ると、どうも母親のせいにしたくなるが、それは今やることではないので、前向きに解決手段を考えたい。

 

世間知らずは、恥なのか。


海外へいけば、世間知らずなのは、恥なのか。旅行中、楽しみで楽しみですワクワクしているのに。

 

世間知らずとは、狭い集団の中で発生する共同概念なのかもしれない。

 

地方どころか、狭いコミュニティですら独自の世間がある。私は、どのコミュニティに属してもいない以上、常に世間知らずだ。