7/31 騎士ドン・キホーテと杯を

安くなれば良いというものでは全くない、

好きなバンドの音楽を他人と同じようにしか聞けないというのは不幸だ。

その点俺は友人のライブを撮影するというそこバンドのファンを圧倒できる幸福を胸の奥に沈めて生きている。

 

絵画も書道も食えないかもしれないが、

俺が気に入ったものであればそれは名匠など取るに足らぬ傑作となり、俺は自分の一生を殊勝にできる。

 

俺は、自分の体力が投じれる限りの金を注ぐだろう。それは他人が大したことがない金額であっても関係ないのである。人の宝物になんやかんやでケチをつけたがるのは人間の性質だ。構うのはバカの証拠だ。

 

これはトンチンカンな話であるとともに芸術は最高だということをただ言いたいだけのオタクが悦に浸っているだけの文章だ。そして俺は俺のために生きるのだ。

 

俺の生き方は画面の向こう側の彼女を求めるのと何も変わらないが、声高に叫ぶ評論家とは一線を画す。そしてそこに中道はない。