1/14 モノのミカタ

悲しみに浸るために笑うのだろうか。映画を観ると、たまにそういう気分になる時がある。

男女の恋愛劇は、愛し合えば愛し合うほど悲劇は一層濃くなる。

 

人生は、先がわからない。苦しかった日々も、未来では糧になる。苦しかった頃は、そんなことすら思ってもいなかったのに。

 

メタ的な自分の未来を想像する思い込みは、仕事の上で役に立つ。ただ、僕はその思い込みに呑まれ、いつの間にか根っこの感情を忘れてしまいそうになる。食後の睡眠を経たセンチメンタルな感情と酒だけが思い出させてくれるが、思い出した所で、どれだけ歩いてきたか…それくらいしか分からない。