11/21 映画『白痴』に対する私的エッセイ

3年ぶりに、映画『白痴』を見返した。

 

この映画ほど邦画の現状を批判している作品はないだろうし、邦画の全盛期から生み落とされたもう一つの可能性だと思えた。サブカル的に言えば、別の世界線を歩んでいる。

 

俺は俺の理解でしかないが、俺が進むべき邦画の路線は正にこの方向だと思っている。正直ニュアンスでしかなく、最終的には変態性の話に落ち着くことになるのだが、それでいい。

その変態性が、映画には必要なんだ。

 

雨を降らすんだとしたら雷まで鳴らすくらいの迫力を持とうぜ、そう思いました。