11/20 選ぶことしかできない道
独立しようが会社勤めしようが苦難の道も楽な道も存在し、他の人から苦難だと思える道も歩いてしまえば時間の問題であったりするから当の本人はいつのまにか気にしなくなる。
しかしただぼうっと歩いては、どうしても楽な道に足を踏み入れてしまいがちになる。人間は弱いから、負担がかかる行動は避けたくなるのだろう。
夢は、自然と身につくものではなく自ら選ぶことによって勝ち得るものなのだろう。
センスのない人と仕事をしても時間の無駄となる。だから、センスのある人間と仕事をしていればいいと思った。しかしそれも違う。
俺が選ぶべき道は仕事をして金銭を身につける行為なのではなく、映画をして生きる道を探ることなのだ。
それは、映画をやっていたからCMをやれたというような間接的なものでは決してない。直接的な生き方を探すべきなのだ。
そして俺は職業は違えどそれを体現した人を知っている。
俳優や、芸術家の裏の姿は、もうとうに知っている。しかしそれでもなお俺は、あの時自分の頭の中で描いた俳優や芸術家の姿に心を動かされている。