8/27 元茶畑0番地の孤児たちへ

昨日、高校の先生にあった。近況を報告したら、「君は昔の一高生みたいだね」と一言頂いた。これは、素直に嬉しい。僕のなかで、昔の一高生というのはエネルギッシュと野蛮さを華にしているという印象だ。これは、劇中での文太さんの姿から感じていることだけなのだけど、今の生き方がちょっとでも前に進んでいて嬉しい。

 

…こう書きながら、応援団での日々を思い出す。俺たちは、なにを求め、なにを自分に課して、なにを演じてきたのか。いや、きっぱり言おう。演じるとは、何か。コンクリートに足を焼かれ足裏を水ぶくれの湖に、爪を大地に擦り踵の皺を砂で埋めてまでも、演じてきたものは何か。

 

終わりなぞ、なきに等しい。そうか、俺の中ではまだ続いている…、いや、続けているのだ。忘れられない熱狂への飽くなき渇望。ハハハ、と笑い声が聞こえる。足音は掻き消されても、実在がいま、無人の境を見つけた。