1/26 デザイナーと現地人

宮城で開催されているアイヌ展へ行った。

結論から言うと、アイヌ人が作ったアイヌデザインは柳ソウエツの言葉を借りれば「信仰の意味を持たなくして仕事はしない」ということであり、神秘への探究がある。(私はこの神秘を超人的なもの、具体的には時間と考える)

その神秘を生み出すのは、おそらく文様とアンバランスだ。

 

柳の弟子である何某が生み出したアイヌデザインは、どうもアイヌというよりは西洋人が作り出しそうだなと私は思った。

 

柳ソウエツの言う民藝運動は読んでないので分からないので批判もできず意見も被ってるかもしれないが、日本文化の実用性とは信仰心に裏付けされているもので、それはもっと複雑な意味を生むのである。箸置き一つにしたって、ただ清潔感をもたらしているのではない。箸置きと机と箸で、直角三角形を想起させるのが、日本人の美学に基づいた箸置きだと思った。

 

文様は面白い。

もう少し普段から見られたら、いい。