11/16 熱くなれない僕らと、秋の気候

秋になり、タスクをこなすことばかり考えるようになった。それは投資した機材の回収目的であるし、映画のためでもある。充実している。

充実すると、興奮しなくなる。ただし、静かな欲望が生まれてくる。冷静な自分を好んではいなかったが、近頃は熱い作品から感じる自虐的な虚しさも覚えるようになってきた。それは、熱量の強いサブカルチャーは仕事>生活のランクづけがあるからだと思う。

仕事を栄光のためと位置付けてモチベーションを上げられる体力は既にない。

全くと言っていいほど頼りない体力・気力をうまく分割して凌ぐのが私のベスト。その時、生活だけが生命感を与えてくれる。

渦を唸らせられるほどの気力がない証拠ではあるのだが、相手のデカさを考えればそれでいい。今はただコツコツと目前のものをこなすこと。そして他人への気配りに、時間を注ぐこと。