8/14 酒と五臓六腑

五臓六腑に酒を注ぐと、次に目指すは睡眠になる。五臓六腑への酒の注ぎ口は仕事が作る。愛は満腹感を助長する。色気とか、酒でいう大吟醸なもんだ。

 

五臓六腑に酒を注げば、アルコール度数関係なしに心が開く。いや、開きすぎる。しかしそれでいい。

 

心が開くと、飯がうまい。俺は今コラーゲンを食っている、ビタミンを取り入れてるという馬鹿馬鹿しいメタ認識が飯をより美味くする。

 

今日も踏み込んだ、踏み込んだ足はゴム製の長靴を履いているから怖いものはない。超弩級の雨に打たれてもレインコートを着ているから気にならない。備えあれば憂いなし。精神論はツケがくる。

 

疲れた時には、犬のマッサージをする。眠い時はしれっと寝る。取るべきは美徳よりも飯の美味さだ。世間は安全を保障してくれるかもしれないが、飯の美味さは担保できない。

 

李白みたく、酔って月に溺れて死ぬも良し。

そうバカバカしく思え寝れるならば、救いようがなくても自分で自分を救えるだろう。